こんばんは!
本業以外に副収入が欲しい!そのために、資産運用してお金を増やさなくては!と考えている方が、まず真っ先に思い付くものの一つが「株式投資」ではないでしょうか。
しかし、株式投資を始めたいけど、どの株を選んだら良いのか分からないという方も多いと思います。今回はそんな初心者の方向けに株の選び方について書いてみようと思います。
私は仕事柄、様々な企業の分析をすることも多いので、それなりに参考になる情報もあるかと思います!
日本で売買できる株式ってどれくらい?
現在、日本で上場している企業数は2018年9月19日現在で3,637社あります。そのため、日本企業の株式に投資をしよう!と考えている方は、この3,637社の中から投資する株を選ぶことになります。・・・気が遠くなりますね(笑)
ちなみに、ご参考までに2018年8月の一ヶ月間で最も値上がりした株は「株式会社エクストリーム」で、1,720円が11,480円まで値上がりしています!まさにエクストリーム ですね(笑)つまり、1ヶ月前に100株買っていれば、172,000円が1,148,000円になるので、たった一ヶ月間で976,000円の儲けになります。
投資初心者は投資の軸を決めよう!
一ヶ月間で100万円弱も儲けられるならやってみたいですよね。でも、そもそもどうやって株を選んだら良いのでしょうか?
すでに株式投資を始めた方でも、「よく分からないけど感覚で株を選んでいる方」や「誰かが勧めた銘柄をよく考えずに投資している方」もいるのではないでしょうか。
それで成果が出ていて、満足しているのであればそれで良いかもしれません。ただ、それでは正直、博打をやっているのと変わらないような気もします。なぜなら、再現性がない投資になるので、結局運頼りになってしまうからです。
株式投資の最大のメリットの一つは、長期に渡って安定した成果を出し続ける「可能性がある」ことだと思っています。もちろん、市場に左右されるため、100戦100勝でリターンを出し続けることは難しいですが。
長期に渡って、安定した成果を出すためには、「自分の中で投資の軸を決めること」が大切だと思います。初めは軸も定まらないと思いますが、トライアンドエラーを繰り返しながら、安定的にリターンの出せる投資の軸が見つかってくると思います。
株式投資で重要な3つの軸
最初に言っておきます。当たり前ですが、株式投資に絶対無二の正解はありません。それぞれ各人にあった投資スタイルがあるはずです。
そのため、まずは、これから紹介するものの中から自分に合いそうなスタイルを選んで、トライアンドエラーを繰り返しながら、最終的に自分の軸を作っていきましょう!
初心者の方が理解しておくべき株式投資の軸として、下記があります。
- 短期投資 vs 中長期投資
- インカムゲイン vs キャピタルゲイン
- グロース投資 vs バリュー投資
それぞれ説明していきます。
1. 短期投資 vs 中長期投資
短期投資は、デイトレーダーに代表されるように一日の間で何度も株式の売買を繰り返して、リターンを出していきます。しかし、株式の売買ができる時間は、基本的に昼休みを挟んで平日の9:00から15:00までなので、株式売買を専業とする方でないと正直厳しいのではないかと思います。
そのため、株式投資一本でやるぜ!と言う方でない限りは基本的には中長期投資をお勧めします。
2. インカムゲイン vs キャピタルゲイン
株式投資から得られるリターンには大きく二種類があります。上記に挙げた「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」です。
インカムゲインとは狭義には株主に対する配当金を指し、広義には株主優待を含みます。インカムゲインとはいわば、株主であれば誰でも貰えるお金・権利のことで、大きなリターンは期待出来ませんが、安定的にリターンを出したい方からすると考えるべきポイントの一つかと思います。
余談ですが、株主優待で生活している「桐谷さん」っていますよね?桐谷さんはある一定の基準で一度投資したら、株価の変動は殆ど見ないらしいです。まさにインカムゲインを目的とした投資家ですね。
一方、キャピタルゲインとは分かり易く、「株価の値幅で得られるリターン」です。買った時の株価よりも、売った時の株価が高ければ、その差額があなたにとってのキャピタルゲインになります。正直、株式投資をして一定のリターンを出したいのであれば、キャピタルゲインを狙った投資をすることになります。
3. グロース投資 vs バリュー投資
投資家っぽいワードが出てきましたが、個人的にはこの軸は非常に重要で、プロの投資家でなくても、意識しておくべきだと思っています。
グロース投資とは「将来の株価に対して、現在が割安で、今後大きく成長が期待できる」銘柄に投資をすることです。例えば、10年前のソフトバンクに投資をするようなイメージですね。
一方、バリュー投資とは「過去の株価に対して、現在が割安で、今後元に戻るであろう」銘柄に投資をすることです。例えば、上場廃止の危機にあったシャープに投資をするようなイメージです。
この二つの軸は少しイメージが難しいかもしれません。実際にプロの投資家でも両方の軸が並存している場合も多いです。どちらかと言うと「バリュー投資よりかな」というイメージを持っているだけで良いと思います。
個人的な感覚も含みますし、多少単純化しすぎてますが、もう少しだけ説明すると、下記の違いがあると思っています。
- グロース投資:
必ずしも高度な財務知識や専門知識は必要ない
一方、市場や事業に対する理解と先見の明が重要 - バリュー投資:
一定程度の高度な財務知識や専門知識が必要
なぜなら、バリュー投資においては、「自社の過去株価と比較して割安か割高かの判断」、「同業他社と比較して株価が割安か割高かの判断」、「業績・株価の低迷が一時的なもので今後正常化するかの判断」等々が必要で、往々にしてマーケットのトレンドや専門的な知識が求められるからです。
一方で、グロース投資は自分の身近な企業の中で画期的なサービスを持っている会社があって、これは今後伸びるな!と言う感覚が重要になったりするからです。
株式投資における軸のまとめ
以上の軸を整理すると4つに分類されます。
それぞれの分類について、投資スタイルが近しいと思われる有名な投資家を挙げてみました(笑)あなたはどのタイプでしょうか?
- 短期投資:
ウルフ村田タイプ - 中長期&インカムゲイン投資:
桐谷さんタイプ - 中長期&キャピタルゲイン&グロース投資:
孫正義タイプ - 中長期&キャピタルゲイン&バリュー投資:
ウォーレン・バフェットタイプ
実際に投資を初めて見ると色々と自分に会うタイプが見えてくると思うので、まずは少額から初めて見ることをオススメします!