最近は海外留学を経験している学生が増えてきていますね。採用活動をしていた時も、年々、学生のTOEICの点数が上がっているのを感じました。
昔と比較すると仕事で英語を使う機会もあらゆる業種で増えてきているので、時間のある学生の内に、海外留学に行ってみるのも一つの選択肢かなと思います。
私も大学生の頃にアメリカに交換留学をした経験があるので、当時を振り返りながら、海外留学するまでに取っておきたいTOEICの点数や留学を成功させるためのポイントを書いてみます。
TOEICの点数が低い人は海外留学に行くべきではない？
当たり前ですが、TOEICで良いスコアが取れなくても、留学に行くことはできます。TOEICの点数が低いからと言って、留学を諦める必要は全くありません。
個人的には行動を起こすことの方が大切だと思っているので、「とりあえず行ってみる！」という考えも全然ありだと思います。学ぶこともきっと多いはずです。
ただ、いざ行くとなるとそれなりにお金がかかるのも事実ですし、それなりに貴重な時間を投資することにもなります。なので、折角行くからにはそれなりの準備をしてから行くことをオススメします！
留学までに目指すべきTOEICの目安は600〜730点
海外留学の目的によっても変わってくると思いますが、それなりに英語ができるようになりたい！という方は、実際に留学するまでにTOEICで730点程はあった方が良いのかなぁと思っています。明確な基準はありませんし、あくまでも個人的な感覚です。
なぜ、600〜730点かと言うと、海外経験のないいわゆる「純ジャパ」でも、ある程度文法を勉強して、単語を覚え、リスニングの勉強をして、基礎力を付けたら取れるスコアだからです。
ある程度、TOEICのスコアがあった方が良いと考える理由は主に下記です。
- 文法や語彙の基礎力がないと上達が遅い
- 現地の外国人との会話に付いていけない
- 結果、日本人やノンネイティブの友達に逃げがち
ある程度、文法や語彙力の基礎があると、最初は全然聞き取れなくても、英語のシャワーを浴びるに連れて、どんどん聞こえるように、話せるようになっていきます。
そうすると、自信もついてくるので、外国人と積極的にコミュニケーションを取ることができるようになっていきます。
結果的に、①自信がつくから話しかける→②より聞こえる・話せるようになる→③更に自信がつくからもっと話しかける、といった感じでポジティブなサイクルを作ることが出来ます。
英語が出来ないまま留学した人の例
実際に私が米国に留学していた時に、英語が全くできないまま留学した日本人も何人かいました。
そういう方々も留学したての頃は意欲に満ち溢れているので、英語が出来ないながらも必死に現地の外国人に話しかけたり、英語の勉強をしたりしていました。
しかし、段々とメンタルがやられてきたのか、現地の外国人と会話することを諦め、現地で英語を勉強している日本人やアジア人の友達といる時間が長くなっていきます。中には、アジア人とすら話さず、家に引きこもってひたすらYoutubeを見ていた人も・・・。
その方々は結局、帰国するまでの一年間で現地の米国人と話すことはほとんど無く、英語がほとんど上達しないまま、日本に帰っていきました。
留学で得られるものは「語学力」が全てではないので、無駄な一年間だとは全く思いませんが、もっと現地の外国人とコミュニケーションを取れたら、更に良い思い出を作ることが出来たのではないかと思います。
留学するまでに自分の実力をチェック！
今は、自分の英語力をチェックするための方法がたくさんあります。
Reading、Listening、Writingはある程度、独学で何とかなります。しかし、Speakingは実際に口を動かす機会がないと難しいと思います。友達に外国人がいれば何とかなるかもしれませんが、そう簡単には行かないですよね。
そんな方はネイティブの英語教師の方と会話ができる英会話教室で自分の実力をチェックしてみるのも手だと思います。
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