社会人4年目、転職に興味はあるけど早すぎるのでは?と悩んでいる方もいるでのはないでしょうか。今日は社会人4年目から6年目辺りの方に向けて、転職のタイミングについて書いていきます。
- 社会人1〜3年目で転職する人は意外と多い
- 転職したい「本当の」理由は?
- 転職動機は「プッシュ要因」と「プル要因」の2つ
- プッシュ要因 > プル要因 は要注意
- 転職した後、会社の良さに気づく事も
- 準備ができていれば4年目でも早くない
社会人1〜3年目で転職する人は意外と多い
マイナビ転職の統計によると、転職経験者の3人に2人が3年目までに転職しているようです。入社して「とりあえず3年やってみなさい」と周りの人達から言われた人も多いと思いますが、意外とそれまでに辞めている人も多いのかもしれないですね。
転職したい「本当の」理由は?
転職に興味はあるけど、転職をすべきか悩んでいるという方は自分が転職したいと考えている理由と向き合ってみることが大切です。
早速ですが、あなたが転職したいと考えている理由は何でしょうか?
- 給料が低いから
- やりがいのある仕事がしたいから
- 上司のプレッシャーがきついから
- 国際的な舞台で仕事がしたいから
などなど、たくさんあると思います。
ここで大切なことは、自分が転職したいと思った理由を格好つけず、綺麗事を抜きにして、考えることです。
なぜなら、実際に転職活動が始まると、履歴書を書いたり、職務経歴書を書いたり、面接の準備をしたりする必要があるので、作業に忙殺されているうちに、知らずのうちに自分も洗脳されて、「本音」と「建前」の境目が分からなくなってくるからです。
本格的に転職活動を始める前に、自分がどうして転職をしたいと思っているのか、本当の自分の気持ちに正面から向き合っておきましょう。
転職動機は「プッシュ要因」と「プル要因」の2つ
結局、転職の動機は2種類に分けられると思っています。
- プッシュ要因
- プル要因
簡単に言えば、ポジティブな理由とネガティブな理由と言うことですが、もう少し説明してみます。
プッシュ要因とは?
プッシュ要因とは転職したいという想いが、今いる会社から「押し出される」ような気持ちから来るということです。
どこでも良いから、今すぐ外の会社に出て行きたい!と思っている方は、よりプッシュ要因が強いと言えるかもしれません。
例えば、上司が厳しすぎる、残業時間が長すぎる、会社の雰囲気が合わない、などはプッシュ要因と言えるでしょう。
プル要因とは?
一方、プル要因とは転職したいと言う想いが、他の会社に惹きつけられることによって生じている場合です。
今の会社にもそれなりに満足しているけど、他の会社がより良い会社に見えるという方はプル要因が強いと言えるかもしれません。
例えば、今の仕事をする中で他の業種が魅力的に見えてきた、前から将来的にはこういう仕事がしたかった、などはプル要因と言えるでしょう。
プッシュ要因 vs プル要因 まとめ
転職動機の主な理由を下記に挙げてみます。
自分の転職動機を考えてみると、プッシュ要因とプル要因のどちらが強いが分かってくるのではないでしょうか?
- 給料が低いから
→ プッシュ要因 - やりがいのある仕事がしたいから
→ プル要因 - 上司のプレッシャーがきついから
→ プッシュ要因 - 国際的な舞台で仕事がしたいから
→ プル要因
こんな具合ですね。
プッシュ要因 > プル要因 は要注意
自分の転職動機がプッシュ要因>>>プル要因と言う場合は気を付けた方が良いかもしれません。
なぜなら、転職活動を始めると書類を提出したからには受かりたい!、面接を受けたからには受かりたい!と言う気持ちが募ってきます。
その結果、企業によく見られようと、カッコつけた転職理由や綺麗事を並べた志望動機を語るようになります(笑)
そして、内定を貰った後に「あれ?自分は本当にこの会社で働きたかったんだっけ?」と感じる場合も少なくありません。
そのため、現時点でプッシュ要因がプル要因よりも強い方は一度、冷静に転職理由を考え直した上で、自分は本当にその会社に行きたいのかを考えることをオススメします!
必ずしも転職をしない方が良いと言うことではありません。
自分が本当に転職したいのか?それとも今の環境から抜け出したいから転職したいだけなのか?を冷静に考えておくべきと言うことです。
転職した後、会社の良さに気づく事も
実は、転職してみると前の会社の良さが見えてくることって結構あります(笑)
初めての転職の場合は特にそうです。自分は新卒で入社した今の会社しか見たことがないので、当たり前と思っていたことが他の会社ではそうじゃなかったりします。
例えば、出勤時間が自由だとか、飲み会が少ないとか、風通しが良いとか、当たり前だと思っていたことが転職先では当たり前じゃなくて衝撃を受けたりする場合もあります。
準備ができていれば4年目でも早くない
実際、転職のタイミングなんてのはケースバイケースです。
重要なことは、「人生の大切な決断は、心が落ち着いている時にするべし」ということです。決断を急ぐことはありません。しっかり考えて決断しましょう!
自分の中で心の整理ができているのであれば、1年目だろうが4年目だろうが、早すぎると言うことはないと思います。自分の人生ですからね!
ただ、自分自身、働きながらの転職活動で肉体的にも精神的にもしんどかったので、心が落ち着いた状態でゆっくりと考えることができなかったと言う反省があります。
これから転職活動を考える方はぜひお気を付け頂けたらと思います!
ただ、本当に辛くて自分がダメになってしまいそうなら、逃げる勇気を持つことはとても大事だと思います。仕事ごときに自分の大切な人生を台無しにされちゃいけません。所詮仕事なんて暇つぶしみたいなもんです。
納得のいく決断ができるよう応援しています!